本記事では、実際の求職者からマイナビバイトに届いたご意見をもとに、求職者が面接時にハラスメントと感じる発言の一例をご紹介いたします。
参考)厚生労働省|就活ハラスメント
https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/foundation/pawahara-six-types/type13
目次
①求める条件に対して「高望みだ」と言われる
②これまでの人生を否定された
③年齢を理由に断られる
④恋人の有無や結婚・出産の予定を聞かれる
⑤まとめ
①求める条件に対して「高望みだ」と言われる
応募者からのご意見(一部改変しております)
時給1,500円の案件に応募しました。ところが面接で「あなたのようなスキルで時給1,500円は高望みだ。無理ですね。相場は1,300円です。」と言われ、大変不愉快でした。
採用担当者という優位性を利用した嫌がらせの「パワハラ(パワーハラスメント)」に該当する可能性があります。求められるスキルや経験がある場合は具体的に求人票に記載したうえで、求職者の人格やスキルを否定せず、建設的な交渉と案内するよう心掛けましょう。
②これまでの人生を否定された
応募者からのご意見(一部改変しております)
面接に行ったところ「そんなことだから就職できないんだ。」「あなたは忍耐力がない」など、人格や人生を否定されました。悲しい気持ちになりました。
倫理や道徳に反した嫌がらせの「モラハラ(モラルハラスメント)」に該当する可能性があります。求職者の経歴や人柄について、ネガティブな感想を伝えることは控えましょう。
③年齢を理由に断られる
応募者からのご意見(一部改変しております)
面接で「40代はもう採用しません。」と言われました。スキルや人柄ではなく属性で合否を決めていると感じました。
労働対策法により、労働者の募集・採用の際に、原則として年齢制限が禁止されています。さらに、年齢を理由に相手に対して決めつけ不快感を与える「エイジハラスメント」に該当する可能性があります。
④恋人の有無や結婚・出産の予定を聞かれる
応募者からのご意見(一部改変しております)
面接で「恋人はいるか。」「結婚・出産の予定はあるか。」などをしつこく質問され不快な気持ちになりました。
性別を前提とした質問は、男女雇用機会均等法に抵触するだけでなく、性的な言動で他者を不快にさせる「セクハラ(セクシャル・ハラスメント)」に該当する可能性があります。恋人の有無を質問することは、性別に関わらず業務に関係のないプライベートな情報のため、質問することは控えましょう。
⑤まとめ
求職者が面接時にハラスメントと感じる発言の一例をご紹介いたしました。将来的に求職者本人・求職者の家族や友人が顧客になる可能性があります。不採用の場合も求職者の属性やスキル・人格を否定することがないよう、最後まで丁寧な対応を心掛けましょう。伝え方や質問方法に迷う際はマイナビバイトにご相談ください。
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記事公開日:2024年1月30日