本記事では、実際の応募者からマイナビバイトに届いたご意見をもとに、応募者が不快や不安に思うことの一例をご紹介いたします。
関連記事:【応募~面接編】応募者が本当は不快や不安に思うこと
目次
①個人情報の扱い方が杜撰(ずさん)
②担当者からの連絡が遅い
③初出勤前にSNSグループへ招待される
④勤務条件が面接時の説明と異なる
⑤まとめ
①個人情報の扱い方が杜撰(ずさん)
採用決定後にいただくご意見として多いものが、個人情報に関わる内容です。履歴書や雇用契約書をはじめ、個人情報が記載された書類を多く扱うため、特に注意が必要です。
応募者からのご意見(一部改変しております)
誤って、既に他人の名前が記入された雇用契約書を渡されました。内定をいただきましたが、自分の個人情報も漏洩するのかと思うと不安です。
上記に類似したケースとして「タブレット端末を渡されWEBフォームに入力するよう依頼されたが、WEBフォームに前の人の情報が残っていた」などのご意見も寄せられています。
・記入前と記入後で書類の保管場所を分けて、混同を避ける
・書類やWEBの登録フォームを渡す前に、個人情報項目が空白か確認する
など、丁寧にチェック・対応することが必要になります。
応募者からのご意見(一部改変しております)
内定辞退をするため、履歴書の返却を求めました。返送された履歴書が裏返しで丸まっていました。
「返送された履歴書が汚れていた(折れていた)」というご意見も複数寄せられています。応募書類は応募者は多くの時間と労力を掛けて記入しています。
・履歴書を扱う場所は、事前に整理整頓して清潔にしておく
・手元に汚れが付いていないか確認してから書類に触れる
・書類を受け取ったあと、クリアファイルなどに入れて保管する
など、汚れや折り目がつかないよう丁寧な取り扱いを心掛けましょう。
②担当者からの連絡が遅い
応募者からのご意見(一部改変しております)
合格の連絡をいただきました。面接の際に質問できなかった不明点を返信したところ、1週間も返事がなく電話もつながりません。
合格が出た後も、担当者からの連絡が遅い場合は不信感に繋がります。応募者には一貫して「当日~3日以内」には返信・連絡するようにしましょう。
関連記事:長期休暇中でも「応募後の連絡は3日も待てない」? 長期休暇中の採用活動で採用担当者が対策すべきポイント
雇用契約の内容など採用担当者がすぐに回答できない場合は、分かり次第改めて返信する旨を時間を空けずに連絡することをおすすめします。文面にお悩みの際は下記内容をご参照ください。
□□様 お世話になっております。 株式会社○○採用担当の△△です。 お問い合わせありがとうございます。 恐れ入りますが私ではお答えできかねるため、 本社人事部に確認を取る必要があります。 お手数ですが確認が取れ次第、改めてご連絡いたします。 ご不便をおかけして申し訳ありません。 何卒よろしくお願いいたします。 ―――――――――― 株式会社○○ 採用担当 △△ 携帯番号:080-0000-0000 ―――――――――― |
③初出勤前にSNSグループへ招待される
応募者からのご意見(一部改変しております)
雇用契約書を提出したばかりなのにSNSのグループチャットへ招待されました。まだ一度も会ったことがない人にSNSアカウントを知られたくありません。
連絡グループとしてSNSを利用している企業(店舗)も多くありますが、取り扱いには注意が必要です。従業員の承諾を得てからグループチャットに招待すること、もしくは仕事用の連絡アプリ導入など、個人のSNSを使用しない方法もご検討ください。
④勤務条件が面接時の説明と異なる
応募者からのご意見(一部改変しております)
面接では「お昼のシフトに入れる」と説明され、入社を決めました。しかしいざ出勤希望のシフトを提出すると「昼間は忙しくて研修する時間がないので、夜のシフトに入ってください」と言われました。
どの時間帯が研修をしやすいのか、応募者は知るすべがありません。研修中の勤務条件が研修後と異なる場合は、求人情報へ記載し面接時に説明することを心掛けましょう。
⑤まとめ
内定から初出勤日まで、応募者が不快や不安に思うことの一例をご紹介いたしました。採用まで至った貴重な人材の入社辞退を防ぎ、応募者・採用担当者の双方が気持ちよく働くためにも、応募者への丁寧な対応を心掛けましょう。
サポートサイトでは採用活動のお悩み解決につながる解説記事を公開しています。ぜひご活用ください。
サポートサイトで公開している記事の一例
・応募者管理機能について
・原稿の修正方法
・応募者へのメール返信例
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記事公開日:2024年2月26日